■ 前提:議事録は“記録”であって“再現”ではない
■ 前提:議事録は“記録”であって“再現”ではない
よくある誤解は、
👉 発言をそのまま全部書くことが正確
という考えです。
しかし実際は、
・言い方の強さ
・感情的な表現
・個人への批判
まで残してしまうと、
👉 後からトラブルの火種になります
👉 議事録は「何が議論され、どう決まったか」を残すもの
■ 原則①:主語は「個人」ではなく「意見」
❌ NG
「Aさんが強く反対した」
「Bさんが不満を述べた」
✅ OK
「反対意見が出された」
「費用面に対する懸念が示された」
👉 人ではなく“内容”を残す
■ 原則②:感情表現を削る
❌ NG
「強く批判があった」
「激しい議論となった」
「納得できないとの声」
✅ OK
「意見が分かれた」
「複数の見解が示された」
「慎重な検討を求める意見があった」
👉 温度を下げるだけで、印象が変わる
■ 原則③:論点ごとに整理する
ごちゃっと書くと誤解が生まれます。
【書き方】
■ 主な意見
・費用の妥当性について意見が出された
・工事時期について慎重な意見があった
■ 理事会の考え
・長期的な安全性を重視する方針
■ 決定事項
・○○工事を実施することで承認
👉 “構造化”がトラブルを防ぐ
■ 原則④:結論は明確に書く
❌ NG
「検討の結果、了承された」
(何がどう決まったのか曖昧)
✅ OK
「○○工事について、提案内容の通り実施することが承認された」
👉 誰が読んでも同じ理解になる表現に
■ 原則⑤:「少数意見」も扱い方が重要
❌ NG
「一部から反対意見があったが、採用されなかった」
✅ OK
「費用面について慎重な意見もあったが、総合的に判断し、実施することとなった」
👉 “無視された”印象を与えない
■ 原則⑥:繰り返しはまとめる
❌ NG
同じ内容を何度も記載
✅ OK
「同様の意見が複数出された」
👉 スッキリ+公平
■ 実例(ビフォー/アフター)
❌ NG議事録
「Aさんが『高すぎる』と強く反対し、Bさんと議論になった。
その後も同様の意見が続き、場が紛糾したが、最終的には多数決で可決された。」
✅ OK議事録
「費用面について複数の懸念が示され、意見が分かれた。
理事会としては、安全性および長期的な維持管理の観点から必要と判断し、採決の結果、提案内容の通り承認された。」
👉 同じ内容でも“印象がまったく違う”
■ よくある落とし穴
❌ 正確に書こうとして細かく書きすぎる
❌ 感情をそのまま記録する
❌ 誰が言ったかを重視する
👉 詳しさより「誤解が生まれないこと」が重要
■ 最後に
議事録は、
👉 過去を記録するものではなく
👉 未来のトラブルを防ぐもの
です。
👉 良い議事録とは、
「詳しい議事録」ではなく
「誰も揉めない議事録」
この視点で書くだけで、
理事会の信頼性は大きく変わります。
0コメント